海外のシビック
欧州
初代(1995年-2001年)
ローバーと共同開発し英国スウィンドン工場で生産された5ドアハッチバックとワゴンタイプのエアロデッキ。基本的にはローバー400と同じだが、車体のフロントと後ろのライトやグリルのデザインが違いエンジンも両方自社のを積んでいる。共食いにならないようローバーの方は高級感を売りにし、シビックの方はシンプル思考で市場の住み分けしている。前期モデルは前から見たら同時期に売られていたドマーニと同じデザインであり、車内のインパネなども同じであるが車体の後ろ半分の設計は全くの別物である。後期モデルになるとフロントデザインを一新して当時ホンダの主流になりかけたペンタゴングリルを採用、また当時欧州で知名度が上がってきた現代自動車とHのエンブレムが間違われる事が多く見うけられたのでエンブレムのサイズを約2倍大きくして差別化を図り、ワゴンタイプのエアロデッキが追加された。エンジンは1.4L・1.5L・1.6L・1.8Lがあり1.8Lは165馬力で最高速度220km/hとかなりのスポーツ仕様であった。
2代目(2001年-2005年)
日本で売られていた7代目と同じ5ドアと欧州オリジナル3ドアハッチバックがラインアップされており、エンジンの排気量は日本とは微妙に違う1.4L・1.6L・2.0Lとポーランドのいすゞから1.7Lディーゼルが輸入され設定された。欧州ではいい評価を得てイギリスだけでも毎年約35,000台を売り、コンパクト3ドア市場ではフォーカスやゴルフを抜いて1位の座を得た。 タイプRは日本とエンジンとサスペンションの設定が微妙に違い、シートがレカロではなく座面が色々調整できるバケットシートを採用。「Bye-Bye,GTI」という挑発的な宣伝文句とバレンティーノ・ロッシのユニークなCM、他社の同クラスの車に比べたら性能と価格共に良く、生産された3ドアの3台に1台はタイプRという異常な売り上げを記録した。またタイプRのみ次期型が出るまで販売は継続された。
3代目(2005-)
日本や北米とは全く違う設計の3ドアと5ドアハッチバック。フィットで使われているグローバル・スモールプラットフォームを使用しているので、本来のシビック系とは別の車と考えた方がよい。今まで欧州では老人のための車と軽蔑されていたホンダのイメージを脱却するため、かなりスポーティーなデザインをしている。エンジンは欧州フィット用の1.4i-DSIと日本と同じ1.8i-VTECとトップレベルの環境と運動性能で好評を得ている2.2i-CTDiを採用し、ミッションは6速MTとi-SHIFTと呼ばれるマニュアルでも操作できるATがある。安全面では6つのエアバッグ、ABS、VSA、EBD(各輪独立制御)やブレーキアシストなど標準装備。内装はエアコン・ステレオやカーナビの情報を表示する7インチディスプレー、アルミのペダルやタコメーターの真ん中に車の状況を表示する3インチディスプレーなど豪華な装備が標準でついており、後部座席はフィットのULTRシートを採用し、エアウェイブのスカイルーフのような装備設定もある。ホイルベースが短い3ドア版モデルは1年遅れて発売され、こちらは1.8i-VTECのタイプSというサスペンションの設定がスポーツ志向になったグレードと2.0i-VTECエンジンを積んだタイプRがある。